結局、後片付けと整理に一日かかってしまいました。
雨が降っていたのも手伝って、なんだかだるい一日でした。
久しぶりにテレビのニュースを見たら株相場が荒れ、日本円が高くなりなんだか慌ただしい感じです。
星の位置を調べてみたら、今日の午後くらいから太陽がサソリ座に入っています。
なるほど・・それでなんだか気分が一気に変わったのだな、と思いました。
いきなり、昨夜から星の本が読みたくなって眠い目をこすりながらベッドで読んだのでした。
もうすぐ、サソリ座の新月もやってきます。
火星もサソリ座に入っていて魚座にある天王星と120度の角度にあります。
深い祈りと再生のときに入っています。
株や通貨の相場は大揺れに揺れていますが、ずっと前から繰り返し言われているように、今は崩壊と再生の時期です。
もう、通用しなくなったもの、そして、バランスが崩れているものはどんどん崩壊してゆくときです。
土星と天王星が逆位置にあるため、組織やもう通用しなくなった一般常識も試される時期に入っています。
簡単にいうと・・・
例えば、今日のニュースで東京のある妊婦が脳内出血を起こし救急病院にかかろうとしたけれど、どこにも受け入れ先がなく死んでしまったという話しが分りやすいかもしれません。
昭和50年代をピークに、日本では産科医の数が減少してきているそうです。
それは、少子化をにらんで政治レベルで意図的に産科医を減らしてきたのが大きな原因のひとつだと聞きました。
そのせいで、多くの女性が困っています。
そして今回のような事件が起こってしまったわけです。
特に田舎での医師不足が目立っていたのですが、今回の事件は都心で起こったことにより不安が増大しているようです。
昔は産婆さんがどこの地域にもいて、子どもはとりあげていたと聞きます。
わたしも、わたしの大叔父もとりあげたという明治生まれのおばあさんにとりあげられたそうです。
医者も一緒だったそうですが、基本的にはこのおばあさんが全般の世話をしてくれたそうです。
実は、わたしは自分が生まれた部屋をはっきりと覚えているのですが、清潔で日当りのよい気持のよい和室でした。
おばあさんが机に向って、わたしを取り上げた後になにか書いているところが今でも目に浮かびます。
(目がまだ見えなかったはずのわたしになぜ、見えるのか、それは分りません。母に聞いたらわたしの「記憶」は正しかったのです。)
平和な感じでした。
産婆さんがいない場合には、大抵の女はお産に立ち会ったり子どもを取り上げるくらいのことは昔はしたそうです。
そう、ほとんどの百姓たちが自分の家は自分たちの手で建てたように・・・。
ところが時代が変わって、西洋化の波に呑まれ、西洋医学が一番で科学がなによりも勝るという時代になり、みんな病院頼みとなってしまったのです。
産婆さんたちは姿を消し、病気や出産や死は組織や数字で計算されるようになってしまったのです。
少子化を睨んで医師の数を減らした、なんて昔の産婆さんが聞いたら笑ったかもしれません。
命というのは、いつの時代でも人間が存在するかぎり生まれ続けるものであり、その知恵を伝え続けるのが人間の営みであり、数字で決めるものではないからです。
女の性のありかた、命について、そして死についてが問われているのだ、と今日のこの痛ましいニュースを聞いてわたしは感じます。
このように、偏ったやりかたや考え方をしてきた組織や分野はどんどんそのほころびが出てきて、修正を求められることになります。
役所感覚で命を扱うとこういうことになるのですよ、と星は教えてくれているのです。
残念ながら、このような事件はしばらくのあいだ続くことになるだろうと予測されています。
世界が激しくバランスを崩してしまっているので、それが安泰な場所を見つけるには、まずほころびとウソと膿みが出てきてしまい、多くの破壊が起こってしまうためです。
けれど、崩壊ののちに訪れるのは再生です。
闇の向こうにあるのはひかりです。
これまで命を病院と役所ばかりに預けてしまってきたわたしたちが、自分たちの手とこころにその重さと大切さとそして知恵を取り戻し、病院や科学や組織と上手につき合って行く新しい方法を見つけ出さなくてはなりません。
また、相場というところで金銭を動かし、一部のひとたちだけが富を享受し多くの人たちが貧困と暴力に苦しむ時代に終止符を打ち、互いを信頼し、愛し合い、分かち合いながら手を取り合って生きて行く時代を模索してゆかなくてはなりません。
今月のサソリ座は深く自分のこころのなかを探り、ひかりを見いだし、祈ることが求められています。
わたしも、だるいながらもどうしても今日中に後片付けを終了したかったのは、無意識のうちにもこころも体もきれいにしてこのサソリ座を迎えたかったのだろうと思います。
知らぬ間に、ちょうどサソリ座に入ったくらいの時刻にタロットをひろげていました。
あなたの中の闇、そしてそこに見いだすひかりはなんでしょうか。
今感じている不安はなんでしょうか。
そして、そこからどんな答えと愛を見いだすのでしょうか。
一緒にこの深い闇の時期をこころで手を取り合いながら過ごしましょう。
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