ホームページが作動しなくなっています。ご心配おかけしたかたもいらっしゃたようですが、すみませんでした。このところばたばたしていて、年会費を支払うのを忘れていたせいです。すでに、内容もすべて消失してしまっていますので、また、しばらくしたら、新しいものを作成してアップしたいと思います。よろしくお願いします。
ところで、今日は、ババカル先生ワークショップの最終日です。みんなで楽しく踊りましょう!!!
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ホームページが作動しなくなっています。ご心配おかけしたかたもいらっしゃたようですが、すみませんでした。このところばたばたしていて、年会費を支払うのを忘れていたせいです。すでに、内容もすべて消失してしまっていますので、また、しばらくしたら、新しいものを作成してアップしたいと思います。よろしくお願いします。
ところで、今日は、ババカル先生ワークショップの最終日です。みんなで楽しく踊りましょう!!!
makouta-makouta カテゴリー: お知らせ | 個別ページ | コメント (0)
昔々、あるところに小さな女の子がおりました。その女の子は、秋の果物が大好きでした。ぶどう、なし、栗、、、その中でも、特にいちじくが大好きでした。女の子の家族がずっと親しくしていたお家の広い庭には、いちじくの木が沢山ありました。秋になると、女の子のお母さんは女の子を連れてこの家に行きました。「こんにちは。いちじくはもうおいしい頃ですか。この子に食べさせてくださいますか。」そうして、女の子がこころゆくまでいちじくを食べさせてあげたのでした。
ところが、女の子は、大好きなクセにいちじくの皮と実の間から出る白い汁に弱く、かぶれてしまいます。まだ小さな女の子の口の両端は、いちじくを食べながらぷっくり腫れていました。それでも女の子は、木の切り株に座って食べ続けたのでした。そしてお母さんに、枝になっている実を指差し「あそこにもある」「あっちにもある」と言って採ってもらい、日がとっぷり暮れてもいつまでも切り株に座り続けたそうです。
はい、この女の子はわたくしです。いちじくが大好物で、この知り合いの家には毎年お世話になっていました。昨日はホームシックで母のことを思い出し、そして、先ほど家に帰る途中にスーパーによったとき、「あぁ、いちじくの季節だな〜。母さん、送ってくれないかな・・」と思ったのでした。今年は、冷夏でしたが、それでも日差しはあったので、きっとおいしいはずです。けれど、東京の店で売っているものはおいしくありません。柔らかくて新鮮なものは、やはり実家の近くのものなのです。
そうして、家に戻ってみたら、宅急便屋さんから「いちじくのおとどけ」の知らせが入っていました。届け人は母の名前。「やっぱりね・・」とひとりで微笑んだわたしでした。わたしは、母からいろいろな力をもらっています。母は見えるはずのないものの見えるひとのひとりで、秘めた力をもったひとです。
ひとりで一気に三つ食べました。そして、まだ沢山あるので、美味しいうちにお隣に持ってゆこう、と思っていたら、そのとたんにお隣から「かおるちゃ〜ん」と声がかかり、おいしいリンゴジュースをもらいました。お返しにいちじくを渡しました。
世の中に、魔女はいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魔女
makouta-makouta カテゴリー: 魔女 | 個別ページ | コメント (0)
なんだか、朝起きたとたんから気分が優れない一日でした。もう、なにもしたくな〜い、と思い、すべてがネガティブに感じていました。疲れすぎていたのかも知れません。そのわりには、やることが多くて・・・。で、不機嫌なまま一日を過ごし、やっと長い一日を終えて家に戻ってきました。
体もこころもクタクタで、あ〜、と深いため息。クローゼットを開けて着替えを出そうとしたら、以前母から借りて返し損ねていたTシャツが出てきました。それを見たとたん、突然、ホームシックになり、母に会いたくなりました。なんだか泣きたくなりました。幼い頃、学校で嫌なことがあったり、話したいことがあったりした、そんなときを思い出しました。夜遅いので電話はできません。それでも思いました。「あぁ、まだ母が生きていて良かった。」
以前、クラスを受けにきていた写真家の男性の方から、写真展の誘いがありました。彼の父親がなくなったそうです。その軌跡をたどった写真展だそうです。このところ忙しい日々ですが、時間を見つけて見に行きたいと思っています。(@Roonee 坂巻正志 『骨を拾う』)
あなたの親は生きているでしょうか。仲良くしているでしょうか。ありがたみを感じているでしょうか。親も人間ですので、欠点もあれば、嫌なところもあるでしょう。でも、親の存在というのは、ありがたいものだとわたしはつくづく思っています。特に外で鈴虫の鳴くこんな静かな夜は・・・。どこかで元気に生きてくれているだけで、ほっとするものです。
それにしても、親にしても、ほかの先人たちにしても、信頼できる年上のひとというのが少ない時代です。わたしは、世の中で「あぁ、やはり長く生きているということは素晴らしいものなのだな。」と思わせてくれるひとが少ないことに哀しみと不安を覚えています。列に並んでいても横から割り込むひとや、人間として尊敬できない態度をとる年寄りたちが少なからずいます。また、若い人たちの批判をする年寄りも多くいますが、若者は年寄りの鏡であり、年寄りの姿を反映しているだけだとも感じます。
世の中が崩壊している理由のひとつは、本物の「年寄り」が少ないかではないでしょうか。人間にはよりどころや、目指す明かりが必要です。やはり、戦争で智慧者が沢山死んでしまったからでしょうか。それとも、戦争自体が多くのひとのこころを壊してしまったからでしょうか。しかし、自分もかならず年をとるのですから、日々成長したいな、と思うのですが、なかなかの試練です。
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と、わたしは自分に言い聞かせながら、というより、そう思いながらこのところシャワーを浴びています。実は、ガスが止まっているのです。この1ヶ月以上家にいず、ガス代を払っておらず、戻ってみたら止まっていました。でも、忙しくてまだ払えていなくて、止まったまま。当然、お湯が出ないので水を浴びているのです。
長旅のあと、熱いシャワーを浴びるのを楽しみにしていたわたしはガッカリしました。でも、仕方ありません。一気に浴びると冷たいので、少しずつ水をかけながら浴びているうち、だんだん自分がアフリカにいるような気がしました。と、言うより、体がアフリカを覚えていて自然とアフリカにいる気分になったのです。そう思ったら、嫌じゃなくなり、少し楽しくなってきました。お風呂に入るたび、今、わたしはアフリカにいるんだ・・・そう思うのです。
そして考えました。結局、人間の苦しみの多くは、自分の期待することと現実のギャップにイライラが生じることから起きる、と。例えば、人生は楽なはず、と思って生きていて、苦しいことがあるとものすごく苦しむのです。それから、「男はこうじゃなくっちゃ」と期待していて、おつきあいする相手がその期待と違っているとイライラします。または、自分自身に対しても、「こんな自分でありたい」と現実からずれた自分を期待すると、落胆は尋常ではありません。でも、そのままを受け入れれば、そう苦しくはないのです。もちろん、そのままでも苦しいことだってありますが、世の中の多くのストレスは、期待と現実のギャップにあるように思います。
もし、わたしが飛行機の中で夢見た「熱いお風呂」を思い描きながら冷水を浴びたら、もう、そりゃ嫌で仕方ないでしょう。でも、ギニアの星空の下でドラム缶から大切に汲みながら浴びた夜を思い起こしながら浴びると、こころが静かになり、水が愛おしく貴重なものに思えてくるのです。水を浴びているこのごろのわたしの肌はいつもより滑らかで、お湯がいかに肌の油脂分を持ってゆくのかを発見したりしています。
思いや期待というのは、時として希望や夢として大切なものでもありますが、現実にそぐわない、そして、運命に逆らうものが、人間の多くの苦悩と悲劇と嫉妬といろいろを生み出すのだなぁ、と水シャワーを浴びながら改めて思っているこのごろなのです。
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時差ぼけです。日本に戻っていますが、朝の5時前から起きています。戻ってきて2日間は走り回っていたのですが、今日やっと荷物をほどき部屋の中を整理しています。で、ちょっと荷物も落ち着き疲れたので、ソファに座ってヨーグルト食べながらテレビの録画を見たら、なぜかドリカムの特集が録画されていて、観たのですが・・いろいろな歌手がドリカムの歌を歌うという番組です。
その中に、「なんどでも、なんどでも」と夢や希望をあきらめないという歌があって(タイトルは定かではない)、絢香という女の子がこの曲を歌っていました。わたしはドリカムとは同年代であり、それだからこそ彼女たちの曲を知らないのですが(ずっと彼女たちが活動していた時期に日本にいなかった)ある若い女の子がちょっと前にこの歌のことを言っていたのを思い出しました。「好きな人がいて、ふられても、この曲を繰り返し聞いて『なんどでも、なんどでも』あきらめないでいたのに、結局ダメで・・いつまでもあきらめなかった自分が辛くて、この曲は聞くだけで嫌になる〜」わたしは、まだ幼さの残る20歳の女の子の横顔を見て、歌にそれほど影響力ってあるんだ・・と感心しながらも、ちょっと笑いながら同情していました。
ところが、今日この歌を番組で歌っていた絢香さんは、歌手として成功し、私生活も充実していて、子供のころからこの曲を繰り返し聞いていて「自分はこの曲のように、なんどでもなんどでも失敗してもあきらめないできたら、一万回に一度の成功がくることを知った」と、言っていました。
成功するひとと成功しないひと。あきらめるひとと、あきらめないひと。あきらめるべきことと、あきらめるべきではないこと。そして成功とはなにか、失敗とはなにか。やってみないと答えというのはわからないものです。けれど、ある程度自分で実はやる前から、答えはわかっていたりするものではないか、ともわたしは思ったりもします。自分で本当の本当にやる前から信じられる人というのは、すでに、成功する前から成功体験をしていたりしますし、信じられない人というのは、いくら環境や才能やいろいろが整っていてもうまく行かなかったりします。
それにしても、同じ曲を聞いても、まったく違う経験と気持ちをひとによって持ちます。あらためて世の中の複雑さと不思議を思った時差ぼけ頭の今朝のわたしでした・・・。
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First of all, let me apologize. I have been writing only about African dance classes lately and it must be boring for those who have nothing to do with African dance or who has never been to NY bdfore. So sorry. And it is not like I have nothings else to do here in New York. Actually I am too busy running around and cannot write what is exactly going on. At the end of the day, all I can write is about the classes. And not even in details or in depth. There are so many things I'd like to explain. There are so many stories to be told. But for now, I do what I can do best... and I would like to ask you for forgiveness.
まず、謝らせてください。このところ、ダンスクラスのことばかり書いています。アフリカンダンスと関係ないひと、NYに行ったことにない人にとって、こんな退屈なブログはないと思います。しかも、話はそれほど詳しくもなく、深くもありません。本当は、ダンスに関して、アフリカやアメリカの歴史について、それにまつわる自分の気持ち、もっと説明したいこと、話したいことが沢山あるのですが、時間がありません。もしかして、ダンスしかやっていないと思われそうですが、実は、ほかにも用事が沢山あって、夜遅く家に戻ってきてダンスクラスのことをブログに書くだけで精一杯なのです。ごめんなさい。
Anyways... the classes tonight were soooooooo great. It started with Youssouf Koumbassa and it was good as usual. Then.... our sabar queen N'Deye.... what can I tell you. She is the best. To tell you the truth, I was not in my best mood today, but she completely took me out of the funk. Her steps, her moves, her attitude.... we missed her so much. Her movements are smooth like a panther, definitely very sexy, and intelligent. I do not know too many female African dancers who can be so sleek and sexy but at the same time intelligent like her.
・・・・で、今日のクラスは、すご〜〜〜〜〜〜く良かったです。まず、ユスフ先生のクラスで始まり、もちろん彼のクラスは相変わらず良く、満喫し、次に登場したのが...ンデゲ先生。言葉がありません。最初のステップを見たとたんにわたしのハートは溶けました。実は、今日はこころがちょっとだけ沈んでいたのですが、彼女のダンスですべてが吹き飛んだのです。ステップ、動き、態度・・わたしを含めてNYの人間は彼女がNYからいなくなってホントのホントに哀しいのです。(昔はNYに住んで毎週教えてくれていたけれど、今は、LAにいる。)彼女の動きは雌ヒョウのようにスムーズで、そのステップは断然セクシーで、同時に知的なのです。彼女のようなひとはとても珍しいのです。あれほどセクシーでダイナミックなのに下品になりません。そこには、知性があるのです。やはり、ダンスはそのひとの内面性を映し出します。
There were about 60 people who gathered for her class and it was rocking!!!!! I had such a wonderful time that I could not stop smiling for hours after it was finished. I just hope someday, you will experience what I have been experiencing, too.
クラスには、彼女を求めて60人ほどの参加者がいました。とにかく、もう、楽しかった!!!あまりに楽しかったので、クラスが終わった後何時間もにんまりしたままでした。みなさんも、いつか同じ経験ができるといいな、と思います。
There were things we talked about after the class and N'Deye has great thoughtful ideas about the future. I would like to write about it another day. It was such a wonderful evening and those are the times you feel it is just blessed to be alive and nothing else really matters.
帰る前にンデゲ先生と話をし、彼女の大きくて思慮深い将来の展望を聞きました。また、いつかその話は書きたいと思います。なんにしろ、こころゆくまで堪能した夜でした。そして、こんなときに思うのです。生きているだけで素晴らしい。ほかはどうでもいいんだ、って。
ドラマーたちも沢山集まって、素晴らしい演奏でした。中央が、ババカル先生のお兄さんでシェハさん。スーパー格好いいドラマーです。
ババカル先生は、ンデゲ先生の弟分。この日、ババカル先生がソロサークルで踊りましたが、素晴らしかったです。動いていてぼやけているのがババカル先生。
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今度来日されるババカル先生クラスを先日受講しました。アルビンエイリースタジオの初心者クラスでした。相変わらず、半分は上級者の参加しているクラスでした(NYでは、上級者こそが初心者クラスを受けたがる傾向にある。ユスフ先生のクラスも初心者クラスのほうが混み合う。そして、コアなひとたちが初心者クラスと上級者クラスの両方を受ける。)ゆっくり伝統的なステップで始まり、途中から、ドラマーの歌との掛け合いも始まり、ファンキーなステップがどんどん混じり始め、とっても楽しかったです。始終笑顔のわたしでしたそして、昔から見知るひとが沢山いて、最後のソロは特に素晴らしいものでした。ひとりでNYで楽しんでるのがなんだか申しわかないような感じです・・・。みなさん、日本でババカル先生のクラス、ぜひ受けましょう〜〜〜
そして、みなんなでbeautiful time を作り、ともに分かち合いましょう。
ところで、今日から、先日紹介した、ババカル先生も参加している、バヨ氏主催のカンファレンスが始まります。今日のNYは、空気が乾燥していて、空はカラリと抜けるように蒼く、それほど気温も高くなく、爽やかな風が吹いていて、サイコーに気持ちの良い日です。まさしくカンファレンスの始まりにぴったりの日。そしてカンファレンスは、我らがユスフ先生と、これまた大好きな女性サバールダンサー、ンデゲ先生で幕を開けます。
夕方までに(今日は初日でしかも金曜なので、夕方から始まる)、やらなくてはならい用事がいくつかあるので、集中して済ませてクラスに行く予定です。久しぶりに楽しそうなカンファレンス。今回が最初の回だし、きっとコアなNYダンサーばかりが集まるような予感。楽しみです。では、行ってきま〜す!!
makouta-makouta カテゴリー: ダンス・アフリカ | 個別ページ | コメント (0)
In the end, I ended up doing practically nothing much this afternoon. I took care of some business this morning then after that..... I took it easy. I went downtown, looked at some shops, checked some clothes and cosmetics, ate some food, and went back home. Not even a dance class. I just felt like it. When I returned home almost midnight, the lady I am staying with was watching some movie and I watched it with her. It was rather a relaxing day. It is good not to do anything important from time to time. From tomorrow, I will have busy days again. There are only some days left before I go back to Japan already.... The important thing for me today was not to be productive, it seems.
あれもこれも、と思いながら、結局これと言って今日はなにもしなかった。午前中にいくつか用事を済ませ、その後はなんにも・・・ダンスクラスさえ受けなかった。ダウンタウンに行って、ぶらぶらお店をまわって洋服や化粧品を見て、そのあとちょっとご飯を食べただけ。なにも買うこともしなかった。家に戻ってみたら、ここの家の友達が映画を観ていたので、一緒にゴロリとなって観た。こんな日もいい。明日からまた忙しい日々だし、日本に戻るまであとそれほど日は残されていない・・・今日のわたしにとって大切だったのは、生産的なことはなにもしない、ってことだったようです。
Southwest of Central Park, Columbus Circle. The guy who is standing on the pole is the guy who supposedly "discovered" continent of America.
セントラルパーク南西に位置するコロンバスサークル。真ん中の棒の上に立っているのは、アメリカ大陸を「発見」したと言われる、コロンバスさん。
Union Square at night. When I see NY in photos, I realize this town does belong to European culture. There aren't as many neon signs as Asian cities.
夜のユニオンスクエア。写真で見ると、NYはヨローッパ文化圏の中の街だと改めて気づかされる。アジアの都市のようなカラフルなネオンサインがほとんどない。
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写真一番上:ダウンタウン五番街。このあたりは昔は、あまり治安が良くなく、人の寄り付かないエリアだったけれど、きれいになって若者向けのブティックやお店が並ぶ。遠くに見えているのはエンパイアステートビル。ツインタワーがなくなってから、今はNYで一番高いビル。全部で102階。建てられたのは大恐慌のまっただ中の、1931年。このビルの完成は、真っ暗な時代を生きていたアメリカ市民に希望を与えたという。日本はその頃、昭和初期。日本帝国植民地時代。
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なんとも言えないタイトルになりましたが・・あまりにも毎日いろいろが起こり、書きたいことも、アップしたい写真もありすぎて、逆に書けない状態です 忙しいのもありますが、とにかく今年のNYの夏は、いつもよりもイベントが多く、アフリカ関係はとても充実しています。まず、アフリカ映画祭は、昔からのダンス仲間であり知人が主催しているのですが、今年はいつもと違って夏にあり、野外無料映画上映や、コンサートやワークッショップが毎日のように行われていること。そして、今週末は、ずっとアメリカにいるすばらしいダンサー、マラン・バヨ氏がダンスカンファレンスを行うからです。もちろん、通常の夏のように、あちこちでクラスも行われていますし、いろいろなフェスティバルやコンサートも盛り沢山です。
マラン・バヨ氏は、セネガル国立バレエ団出身の方で長くアメリカに住んでいらっしゃいます。わたしは、幸運にも彼が若い頃から教えてもらっていますが、密かにギニアのユスフ・クンバッサ、セネガルのマラン・バヨ、と東と西の横綱のように呼んでいます。二人とも国立バレエの主要ダンサーだったこと、長年アメリカに住んでいるだけでなく、そのダンスの力量と知識と人格において並外れてすばらしいからです。二人とも、伝統と舞踊団の両方を知っていて、今のバレエ団の礎を作った方々でもあります。バヨ氏が昔、バレエ団に派遣されて、遠く離れた村の儀式をこっそり物陰から見てダンスとドラムを盗んだこと、見つかったら殺されるかも知れず怖かったことなどを話してくれたのを、鮮明に覚えています。彼は、サバール、ジャンベ、クティロ、ブガラブー、すべてが踊れます。そして、バヨ氏のバランタ(セネガルの代表的なダンスのひとつ)は、これまで見たどのひとのものより美しさと迫力においてずば抜けています。
けれど、25年以上アメリカに住んでいながら、バヨ氏はカンファレンスをやったことはありませんでした。いつも、ほかのひとをサポートしていました。(クンバッサ氏は数年前からカルフォルニアで毎年ダンスキャンプを主催している)今回は、そんな彼が初めて主催するのです。彼を慕う、主に在米のセネガル人アーティストたちが集まって金曜から日曜までずっとクラスを展開してゆきます。(ユスフ先生やムミナトゥ先生もギニアを代表して教えます。スケジュールはコチラ)その中のひとりに、女性のすばらしいサバールダンサーがいます。ンデゲという女性です。今は西海岸に住んでいますが、昔はニューヨークにいて大人気の先生でした。ババカル先生のお姉さん分にあたるひとで、セネガルでも人気のダンサーだったひとです。とても楽しみで今からワクワク。写真が撮れたら載せますね。
NYのすごいところは、毎日いろいろなイベントがあって何を選んだら良いかわからなくなるくらいだということです。今日も、今いる場所からちょっとのところで無料で野外アフリカ映画とコンサートがあり、ブルックリンでは今一番人気のギニアダンスクラスがあり、この家ではディナーパーティがあり、受けたいと思っていたヨガクラスもあり、アルビンエイリーでは人気のブラジルダンスクラスがあり・・・いったいなにをやったらいいのか・・迷いまくります。けれど、これがNYでの生活だった、と思い出しました。東京にいると、週に一度あるかないかわからないクラスを受け、たまにあるコンサートにゆけるかどうか、って感じです。ここは、毎日複数のイベントがあり、毎日その中から選択しなくてはなりません。週末になるともっとひどいです。今週末なんか目白押しで、頭がぐるぐるになりそうなくらいです(笑)。けれど、いつもこうやって選択肢を与えられていると、自然と自分の生き方、好みがはっきりされてゆきます。選んでゆくうち、自分にとって何が本当に大切かわかるようになるのです。
さて、今日のわたしにとって大切なことは・・・?
考えています。コンサート(ダンスもある)を見て、自分の舞台のために参考にするのが良いかも知れません。映画もとても面白そうです。野外で見るのってとても気持ちのよいもの。体をヨガでほぐすのも大切かもしれません。でも、やはり、やっとダンス筋肉と勘が戻ってきたので、ダンスクラスを受けるのが良いのかも・・・。これから決めます。
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写真上:エレベーターの中で天井を見たら鏡張りになっていたので自分の写真を撮ってみけれど、携帯電話カメラのほうを見ていてちょっと妙・・・でも、今日の迷いまくりの自分にぴったりな気がしてアップしました。
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