もうすぐアメリカ大統領選挙ですね。
もちろん、わたしは民主党派ですのでオバマ氏の支持ですが、先日、ちらりと見た「英語でしゃべらナイト」で司会者のパックンが言っていました。
オバマ氏の話し方は、教会の牧師さんのようだ。
キング牧師にも似ている、、、とてもひとのこころに響くリズムを持っている、と。
これは、正確には「黒人の牧師さん」だとわたしは思います。
そして、この彼らの持っているリズムはアフリカのリズムなんだな〜、と。
昔、デズモンド・テュテュ牧師という、南アフリカの著名な牧師で平和活動家のお話をリバーサイドチャーチで聞いたことがあります。
内容もですが、その言葉のリズムとパワーは圧倒的なものでした。
アフリカはご存知のように口承文化です。
歴史も、ニュースも、大切なヒミツも、生きる知恵も、みんな口から口へ、ひとからひとへと伝えられて何万年も過ごしてきました。
彼らの言葉が、体と魂と直結しているのはそのためです。
紙や文字という媒体を通さないからです。
そしてそれは、踊りや音楽とともに伝えられてきたわけです。
オバマ氏はその血をひいているのです。
彼にダンスが踊れるか、太鼓が叩けるか、、、は知りません。
でも、確実にアフリカのリズムが彼の中にあり、それが言葉のリズムになりひとのこころに響いているのでしょう。
わたしは、キング牧師の有名な演説の中の「I have a dream....」という、そのひと節を聞いただけで涙が出てきます。
(しかも、キング牧師はユスフ先生によく似ている、、、)
やはり、アフリカのリズムっていうのは、人類のどこかにしまってある古い古いこころのふるさとに響くものだ、と思うのです。
と、ここまで書いたら、わたしの大好きなダライ・ラマ14世がテレビのニュースに!!
今、日本にいらっしゃるようですね。
明日は新聞を買いに行こう!
どこかに記事が載っているかもしれない、、、
このところ、深い闇と孤独の世界にいてひかりははるか彼方遠くにあるような気がしましたが、すぐ傍にあったのだ、と思わされました。
己の中のひかりを見失うことなかれ、と言われたような気もします。
世の中には多くの闇、怒り、悲しみ、憎しみ、、、渦巻いていますが、それらを知って尚、気持のよいリズムが刻めるよう、、、、精進してまいりたい、と願う神在り月の夜更けです。
そして、白人社会に反抗しているわけではありませんが、黒人大統領が生まれること、そして彼のアフリカのリズムが刻む言葉がこれからも聞けることを、遠い海を隔てた日本から祈るのでした。
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