赤いパンツをはくといい、という話しに先週のダンスクラスでなりました。
お腹が冷えないし、愛情面にも効き目がある・・って。
そうしたら、それを耳にしたドラム演奏の男の子たちが『え〜〜、そんな話ししてる!』と照れていました。
そう、男性がいることを忘れ、女の話しをつい・・
ジムのロッカールームも同じような状態です。
ジムにはお風呂やサウナもあるので、銭湯と同じ。
裸の女がウロウロしていて、女の話しに花を咲かせています。
わたしは知りあいもあまりいないので、特にそんなに話しはしません。
が、昨夜、奇麗な赤いパンツを履いている女性がいたので「そのパンツ、どこで買ったのですか?」と話しかけました。
これ、NY流。
素敵なものを身につけている人がいたら、すかさず聞く。
「どこで手に入れましたか?」
もしかしたら、大阪のひとも聞きますか。
大阪とNYは似ている、と前から思っています。
・・とりあえず、東京のひとは聞きません。
で、赤いパンツですが、「タイに行ったときに買いました」
と言う答えでした。
そっか〜、それじゃ無理だわ。
新小岩の商店街だといいな、と思ってたのにな。
大晦日に履いて寝るといい、新しい年をセクシーに過ごせる、ってクラスで女の子が言ってたんだけどな〜、と内心残念に思って、ありがとうございます、と挨拶を返しました。
「でも、何故ですか?」
と、言われたので、とても可愛いから、と答えたら
「あなたは、顔が可愛いです」と言われ、目が点になりました。
このひとは、日本人じゃないな、と思いました。
あなたは、どこのご出身ですか、と訊ねると、「フィリピンです」と、返ってきました。
わたしは、子供のころフィリピンにいたことがあり、良い思い出が沢山あるので、そう言うと、今度は彼女が驚きました。
「そんなこと言うひと初めてです。日本のひとは、みんなフィリピンの悪口を言います。本当ですか。とても嬉しいです。家に帰ったら夫に報告します。」
お金をだまし取られたとか、不潔だ、とか、みんな悪口を言うのだそうです。
日本人でフィリピンのことを良く言うひとは、本当にわたしが初めてだったそうです。
それは、その悪口を言うひとたちの人たちの心持ちが悪いんじゃないか、お金をちらつかせたりしたんじゃないか、とわたしは言いました。
わたしは、本当に一度も嫌な思いをしたことがありませんでしたし、日本やアメリカで会うフィリピン人たちも、みんな温かくていい人たちでした。
そう言ったら、彼女はとても嬉しそうな顔をしました。
ひとっていうのはほんといろいろです。
フィリピン人が不評だとは、わたしは全く知りませんでした。
それに・・わたしは、顔がかわいい、なんてあんまり言われませんし(笑)。
なんにしろ、褒め合うっていうのはなんだかいいもんだな、と冷たい風の吹く夜道を、少し温かくなったこころを抱えて帰りながら思ったのでした。
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