今日は春分で太陽が春の星座、牡羊座に入りました。けれど、今朝のNYは吹雪いていました。小さなボーイフレンドに「雪だよ!」と起こされて窓の外を見てみたら、本当に雪が舞っていたのです。冬が悪あがきをしたような牡丹雪で、本格的な雪模様にはならず今はやんでいますが、気温は零下でした。東京の天気を見てみたら、このところの最高気温は14度だとか19度だとかで断然春模様。きっと戻ったら体が驚くんだろうな〜と思っています。
さて牡羊座ですが、12の星座の最初の星座で、春の息吹のとき、すべてが芽吹き命の始まるときの星座です。火の星座であり、カーディナルという、動きを現す性質を持っています。守護星は火星。闘い、闘争、始まり、そして暴力などを基本的に現しますが、ロマンチストで行動家のくせちょっと怖がりでもあります。そう、だってわ〜〜っと勢い良く芽を出したら雪が降ったりする季節なのですから・・・(笑)。
わたしの周りにも男女共に多くの牡羊座がいますが、とても積極的かと思うとものすごく消極的になったり、自信満々かと思うと怖がりだったりします。あまり安定はしていません。それもそのはず、最初の星座ですから、人間の年令からゆくと0才から10才くらいの若い性質を持った星座なのです。山羊座や水瓶座のように社会的な考慮や周りへの配慮をする熟年の性質は持っていません。けれど、そのぶん、無謀とも言える勇気と無邪気さを持っています。ただ、出る釘は打たれる、みんな横並びの社会が牡羊座を余計に怖がらせているんじゃないか、とわたしは思っています。もっと自由で伸び伸びした社会だったら、もう少し彼らの怖がりもおさまっていたことでしょう。それにしても、行くかと思ったら止まり、止まるかと思ったら行く・・・こんな牡羊座の性質は周りを少し混乱させます。多分本人が一番混乱しているのでしょう。
この写真は、先日近所を歩いていたら信号機が壊れていて、ゴーサインとストップサインが両方出ていました。まさしく、牡羊座〜〜と思ってわたしは写真に納めたのでした。こころは前に進みたいのに体が進まない、体が断然走り出しているのにこころが怯えている・・そんなジレンマです。そして、そのジレンマを重ねてとうとう、え〜い!と走り出したらこけて呆然とする・・これが牡羊座です。
けれど、思い切って勇気を出して前に進むのがよいでしょう。牡羊座のエネルギ−は、向こう見ずで精一杯生きることを楽しむことに醍醐味があります。こけても、失敗しても、少々恰好悪くても、自分に正直に、素直に、まだまだこれから続く命の地平線を目指して走り続けなくてはなりません。誰にでも最初の一歩があり、多くの失敗と経験を重ねることによって賢くなれるのですから。それに、すべての瞬間をどんな状態でも楽しむことができる純粋さが、牡羊座の素晴らしいところでもあります。
このところ、冬の星座と月蝕と日蝕が続き、老獪で深いメッセージが送られてきて、かなりきついところもあったと思います。真実が突き付けられ、逃げることもごまかすことも許されなかったことでしょう。けれど、太陽が牡羊座に入って、少しは楽になってきているはずです。この冬で考えたことや感じたことからもし逃げていなかったとしたら、きっとあなたなりの答えが出ていることでしょう。牡羊座のエネルギ−をかりて、それに向って歩く、または走るのが良いと思います。もし、逃げちゃってて答えもなにも出ていなかったら、これから考えてみてください。ピカンとなにかひらめくかも知れません。すでに、歩き始めている人は、そのまま行ってみましょう。ただ、無理だけはなさらないように・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魔女
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