を、ちょっとしたいな、と思いました。男性には耳慣れないかも知れませんが、お互いの体のしくみを知るのは自分を知り、愛を深めるのを手伝うと思いますので、男性諸君も良かったら読んでくださいませ。
サソリ座は性器をあらわしますが、先日テレビを観ていたら女性の半分が膣のかゆみで悩んでいる、と軟膏のCMで言っていました。え・・そんなに?と思いましたが、よく考えたらそうかも知れない、と思いました。わたしは最近あまりそれでは悩んでいないのですが、一時期悩まされていたことがあり、ホーミオパシーのドクタ−に診察してもらって、処方箋で治りました。けれど、そのころ、周りの女性に聞くと、たいていのひとがかゆみ止めの軟膏を持っていたのです。と、いうことは、結構の数のひとが悩んでいるのだな,と思うのです。
かゆくなるのには、いくつも原因があげられていて、Women's Bodies, Women's Wisdomという以前にも紹介した本に詳しく書かれていますので、簡単に訳して書きます。()の中の注意書きはわたしが付け加えたものです。
1, 膣内のpHバランスの崩れによるもの。産卵の時期に酸の量が落ち、バクテリアに弱くなる。(膣の中は、体の中でももっとも菌の少ないところだと言われていますが、pHのバランスが崩れることによって、菌の繁殖に抗することができなくなるということです。トイレに行ったとき、排便のあとのきれいにふいたり流したりすることは大切で、肛門から膣へ向けて決してふかないようにするのも重要。)
2. 生理前になると抵抗力が落ちるので、菌に弱くなる。(風邪をひきやすかったりするのもこのせい)
3. 1日に3回以上、膣内射精のセックスをするとなりやすい。精液によってpHのバランスが8時間ほど崩れるので、3回繰り返すと、24時間崩れることになり、それが菌を増殖させる原因になる。
4. 股間を締め付けるものを着用したまま、発汗する。股間が体の中で一番発汗するところなので、風遠しがよくないと、菌が発生しやすい。(レオタードなどを着てダンスをするひとは、特に気をつける必要がある)
5. トイレットペーパーなどについた香料や漂白剤などの化学薬品による発生。(ナプキンもなるべく、布を使うほうが良いです。わざわざ高い布製のナプキンを購入しなくても、洗いざらしの柔らかいTシャツを切って使ったり、オーガニックコットンのタオルを切って使うなどするだけで十分です。)
6. 抗生物質を含む薬の飲用による発生。これは、とても多くなっているそうです。(生理痛のために飲む薬などにも抗生物質が入っているので、気をつける必要があると思います。なにか、痛みや症状をおさえる薬を飲むと、鬱を含めたいろいろな症状が出てくるのは一般に知られ始めていることですが、風邪薬も含め、抗生物質の入った薬は極力飲まなくてもよいような状態を作るのが望ましいと思います。)
7. 貧しい食生活。(インスタント食品の摂り過ぎ、新鮮な野菜や玄米などを欠く「プロセス」食品の摂り過ぎ。また、糖分の摂り過ぎも良くないそうです。)
8. 精神的ストレス。(これについては、改めて書きたいと思います。1つのブログでは書き足りません。)
まとめると、生理前と産卵期に一番なりやすく、膣周りは清潔にし、薬の摂取はなるべく控え、こころを明るく持つことによって随分改善されるということです。1日に複数回してしまいたくなる愛情生活については、遠距離恋愛のひとなどたまにあったりして情熱に火がつくのは仕方ないとして・・そういうときは、お水に酢を入れて膣周りと膣内を洗浄するとpHバランスの回復を手助けします。新しい男性とおつき合いをはじめた場合も、最初のうちは、膣内射精をしなくてもかゆみが発生したりするそうです。(ホーミオパシーの医師談)新しい体(お相手)に対して化学反応を起こすもので、しばらくしたら良くなるそうですので、これもお酢の入った水で洗浄すると良いでしょう。
で、わたしはふと思ったのです。わたしたちは、パンツを履くようになってから、かゆみが多くなったのではないかな、と。日本のひとも西洋のひともアフリカのひとも、昔はお尻にぴったりつくパンツなんてはいていませんでした。蒸れますよね、あれ、どう考えても。昔のように、下着が腰巻きだったらそんなに蒸れなかったことでしょう。それで、このWomen's Body...を読み返してみたら、股間が体中で一番発汗するところだ、と書かれていて、ものすごく納得したのです。
と、いうのは、この頃突然気温が上がってきて、今年は春はまるでなかったかのようです。それで、多くのひとが体調や精神的バランスを崩しているようですが、わたしは、実は、股間の「蒸れ」を感じたのです。それに、生理前で全身が敏感になっていて、このままにしていると痒くなるかもしれない、と予感したのです。それで、サソリ座の満月の日、自分で毛を切りました。この頃続けて踊りを踊っているし気温は上がったし、とにかく、なんだか蒸れる、と思ったのです。切ったら、スッキリし生理も来ましたがお陰さまで痒くなるには至りませんでした。ところで、この本では、ほとんどの女性が人生のうちで、かゆみや膣の炎症に悩まされている、と書かれていました。半数どころではないのかも知れません。
NYでは、実は、下の毛を切るのは、ある一部の白人階級では一般的です。専門のサロンもあり、女性が一列にズラっと並んで股を開き、毛のお手入れをしてもらうこともできます。髪の毛のサロンのように「毛のスタイル」を作ってもらうのです。模様を入れたり、長さを調節したり・・・わたしはそのサロンに行く勇気はなかったのですが、女友達たちと一緒にお風呂に入って、(わたしの住んでいた家のお風呂は大きくてジェットバスだったので、よく女友達が入りにきた)毛のスタイルを見せ合ったりしてました。ある女性は、グラフィックデザイナーで手先が器用だったので、上手に全体を刈りその後に綺麗な模様を入れていました。
サロンにいつも行っていた写真仲間の女の子は、いろいろなスタイルにし、夫との愛情生活を楽しんでいました。ちなみに、全部綺麗に剃り上げて上に少しだけのこしたスタイルに彼は一番興奮したそうです(笑)。
彼女たちから、かゆみの悩みは聞いたことがありません。
痒いとイライラしますし、なにかと集中できません。膣の場合は人前でぼりぼりかけないですしね・・それについ、恋愛にも消極的になってしまいます。サソリはちょっと敬遠されたり、膣の話しや、性の話しはなんだかタブーになっていますが、とっても大切。みんなで健かで満ち足りた人生を送りたいものです。それにしても、なぜわたしたち、パンツをはいているんだろう、といつもより考えさせられているサソリ座の満月前後なのです。
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Women's Body Women's Wisdom
和訳はないようです。日本アマゾンからカセットテープが売り出されていましたが、英語のようです。婦人科医の本で、女性の体のしくみとこころのしくみが書かれた本です。
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