昨日のお昼、突然メールが入りました。
今夜、渋谷でライブ。
来れたらぜひ来て。
昔からの友人で仲間のオオギミゲン。
なんでいつも当日誘うかな〜、なんて思いながらも、たまたま昨夜は時間が空いていたので行くことにしました。
多分、前々から言っても無駄なわたしの性格を掴んでいるのでしょう(笑)。
わたしはスケジュール帳とはあまり縁がありません。
前から決まっていたことでも当日その気にならないと、やらないかもしくは忘れる(?)し、突然の出来事でも気がそちらに向けば大抵のことはやるので、あんまりスケジュールという未来の地図は意味をなさないのです。
スケジュール帳はほとんど書かないし見ないし、星の動きと記憶力とそのときの気で動いているので・・(笑)。
それにしても・・・
行って良かった。
ファーストセットの途中からみましたが、セカンドセットがとても良かった。
数曲目に、オグンという曲になりました。
ナイジェリアを起源とした、キューバやブラジルの信仰音楽/舞踊の神さまのひとつの名前がついたこの曲。
旧い知りあいの中路君というトロンボーン奏者が作った曲でしたが・・
バタというキューバの太鼓で始まり、オオギミくんがコンガで続いて入って、すこしだけ様子をみて止まり、もう一度すっと入った途端に、『あ』と思いました。
分るのです。
なにかが『来た』瞬間。
いや、素晴らしかった。
あとで関係者たちと話しをしたら、神さまが降りてきていた、と言っていましたが、そんな感じだったかも知れません。
長い間、オオギミくんのことは知っていますが、あれは、わたしの知る中で最高の演奏でした。
それまでステージ前でぐりぐり踊っていたお姉さま方も、みんな床に座り込んでぼ〜ぜんとして、長い一曲に耳を傾けていました。
日本にいると勇気がくじけそうになります。
わざとみんなへたくそに演奏しているのかな。
下手なひとしかテレビには出てはいけないという法則でもあるのかな〜。
真剣に悩むときがあります。
感動する瞬間がものすごく少ないのです。
やっぱり、日本でまともに聞けるのは、演歌だけだな〜、とか思っていました。
昨日は違いました。
友だちだから言うんじゃありません。
ホントです。
すごく嬉しくてもう・・・ルンルンで夜中の道を帰ってきました。
旧くからの知りあい、長い間会っていなかった人たち、そして、会いたいなと思っていた人、などなどにも会いました。
とても良い夜でした。
友人と電話で今朝話しをしたら、彼女は昨日渋谷駅で公開された、岡本太郎の絵にこころを動かされ、救われた、と言っていました。
人間は、それが音楽であれ、絵画であれ、書であれ、本であれ、映画であれ、こころを研ぎすました宗教者のひとことであれ、なにか、よいもの、に触れることがとても大切なのだな、と改めて思いました。
勇気とやる気が湧いてきました。
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Salsa Swingozaは大晦日、渋谷のクロコダイルで演奏するそうです。
沢山サルサバンドが出るようなので、踊り明かしたい人、いい演奏で年を越したい方などははいかがでしょう。
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