背広の似合う男の肩のあたりが好きです。
むかし、友人の結婚式で認識しました。
ブルックリンというNY市内の区に、リバーサイドカフェというのがあります。
マンハッタンとブルックリンの間を流れるイーストリバー沿いにあり、夜になるとマンハッタンの夜景が美しいレストランです。(カフェから見える夜景1 夜景2)
そこで、仲の良い友だちが結婚式をしました。
彼女は、イタリア系の不動産で成功した家の娘でした。
(アメリカ人はみな移民なのであたまに「何々系」とつきます。ちなみに、日本人の血をひくひとは日系・・)
外での美しいセレモニーが終わり、食事が終わり、夜になるとマンハッタンの夜景をバックにパーティになりました。
生バンドの演奏で盛り上がってみんなで踊っているとき、ふと、入り口を見ました。
そこに、壮年期の男たちが4〜5人立って談笑していました。
外からのひかりを浴びて逆光だったのですが、その黒いシルエットの背中がとてもセクシーで、目がハートになってしまいました。
肩のあたりに、その男たちが生きてきた歓びと哀しみの軌跡がたたずんでいるようでした。
イタリアに写真の勉強に行ったときも、同じようにセクシーな男たちを見かけました。
写真に収めたら、まわりに「セクシーな写真が多い」と言われました(笑)。
服を着ていても分るんですよね・・・
先日、渋谷のオーチャードホールにあるコンサートを観に行きました。
メンバー全員背広を着ていました。
音楽は独特の世界が広がっていて堪能させていただきましたが、残念ながら、背広が似合っている人は、少なかった・・・。
服は、いくら上等なものを着ていても、中身の肉体と、こころがセクシーじゃなかったらやっぱりセクシーにはならないんだな〜と改めて思ったのでした。
今、20代の男の子たちでルックスを気にするひとたちがとても多いと聞きました。
出世や仕事にもルックスは関係ある、と多くの男の子たちが信じていて、ローションを塗ったり、髪型にとても気を配ったりしているとか。
もちろん、お姉さんとしては、美しい男の子たちを見るのは目の保養になってよろしいのですが(笑)、きっと、セクシーなおじさんたちのようになるには、いっぱい泣いて、いっぱい笑って、いっぱい愛して・・いるうちになるもののような気がします。
体型とか、服の良さ、とかだけではきっとないでしょう。
また、外の条件ばかり気にするのも寂しいものです。
どんな服を着ても、いえいえ、着てなくても(へへへ)ぜひぜひ本物の格好いい、セクシーな男を目指して欲しいな〜、と願うのであります。
コメント