銀色の大きく美しい月が昨日の夕方、東京の晴れた空に上がっていました。
あまりに大きくて、ビックリしたくらいです。
双子座は水星が守護星で、風の星座です。
この月を大きく輝かせていたのは、射手座に入っている太陽です。
射手座は、思想、哲学、楽観制などを現している、と以前も書きましたが、この満月は、いま、わたしたちがこれまで考えてきたこと、想像してきたこと、思ってきたことが、現れてきていることを示します。
もっとお金持ちになりたい、いい暮らしがしたい、いろいろな場所に行ってみたい、いい服が着たい、こんな家庭が持ちたい・・・
世界の出している答えは、「もう、上手くゆかないものは捨てよう」になっています。
でも、変化するのは相当な勇気と希望が必要となります。
これまでのお金やモノに振り回された生活がもう限界に達していることも、人と人の間の壁が厚くなり冷たい風が吹いていてみんなが孤独を抱えていても、麻生さんにはしょせん庶民の気持も政治も分らないだろうということも、自分と妄想とウソの世界で生き続けることにも疲れを感じ始めていることも・・・分っちゃいるけれど・・
じゃぁ、どうすればいいんだ?
と、いうのが、今月の満月のお題です。
昨日は東京の西の果て(世田谷区成城)に行き、東の果て(江戸川区)に戻ってくる間に大きな銀の月を見ました。
途中で、ひとの欲望と迷いの塊のような町、新宿に立ち寄りました。
トイレに入りたくて、駅ビルの中のデパートに入りました。
そこにあった椅子に座ってしばらく歩いて行く人々を眺めました。
いろいろなひとが通りました。
健康なひとが9割りがたでしたが、1割りくらいの人は、松葉杖だったり、足を引きずりながら歩いていました。
そして、ほとんどのひとが奇麗な洋服に身をくるんで、さっさと周りもあまり見ずに歩いていました。
300万人もの非正規雇用者たちが職場と住居を失おうとし、世界中の経済が破綻の兆しを見せ、政治は大混乱していて、年寄りは病と生活に苦しみ、ほとんどのひとが孤独を抱えているのですが、相変わらず世の中はなにも変わらないように動いている不思議を感じました。
ひとというのは、変化を好まないものです。
いくら、崖っぷちに立っていても、そのコートを脱ぎさえすれば助かる、という状況でも上等なコートに身を包まれていたいという欲望を脱ぎ捨てられず、真っ逆さまに落ちたりするものなのだったりします。
特に、フィックスサイン(サソリ、山羊、水瓶、獅子)のひとや、土の星座(牡牛、乙女、山羊)のひとは変化を好まないところがありますし、繊細な蟹なども傷付くことを恐れるため、変化に抵抗するかも知れません。
けれど、ときは、好むと好まざるとに関わらず変化しています。
清水(きよみず)さんの今年の一文字は「変」でした。
筑紫さんも、お元気だった去年まで「変」という一文字で世相をジャーナリズムの立場から斬っていましたが、アメリカ南北大陸の原住民たちのカレンダーは終わりを告げ、ヨガでも、占星術でも新しい時代を迎えるときです。
地球と人間の歴史のなかで、未曾有の変化の時代を迎えているのです。
勇気を持って先へとすすむための、希望と、展望を、幸福の予想図を新たに思い描くときが、いま、です。
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