太陽が山羊座に入りました。
いま、1度ちょっとのところにいます。
今日の澄み渡った東京の空に輝く太陽は、堅実さと、権力と、努力と、社会的地位と、成功と、真面目さと、いろいろを現した山羊座にいるのです。
ところがこの山羊座に冥王星が11月から入っています。
何度も繰り返し言っていますが、組織、権力機構、会社などが崩壊して行くことを表しています。
実際その通りとなっていて、昨夜のニュースを見ていたら、今年は戦後で一番会社の倒産数が多かったそうです。
いやはや・・・
これからも、どんどん崩壊して行くことでしょう。
けれど、昨日のニュースでも言っていましたが、すべての会社が倒産しているわけでもなく、また、ここがチャンスと新しいタイプの会社も現れ始めているそうです。
これまでの、アメリカ資本主義の極端な形ではない会社、考え方を新しくしている会社などです。
いま、世界中のひとびと、いえ、お金を中心にまわってきた世界の人々は、これから先どうなるのか不安でいっぱいです。
そして、その不安が多くの人に影響を与えているようです。
いろいろなひとのブログを久しぶりに読みましたが、多くの人の調子が良くないようです。
わたしも、この1ヶ月くらい頭がくるくるくるくるまわって、ハツカネズミが車輪の上を走っているような状態でした。
ぜ〜ぜ〜は〜は〜言いながら走ってみて、振り返ったら、同じ車輪の上をただひたすら走っていた、みたいなね(笑)。
こんな時よく思い出すのです。
ジャマイカ島に行ったときのことを。
バケーションでNYから行ったのですが、そのとき、ジャマイカ人の友人たちと車で島を一周しました。
小さな島ですが、場所によって全く自然が違い、温泉が湧いているところもあり、興味深いものがありました。
ある海岸沿いを走っているとき、トイレに行きたくなりました。
それで、車を止めて降りました。
そこには、ラスタたちが住んでいる簡素な家があって、真っ白な浜辺で正真正銘のラスタ男たちが、料理をしていました。
浜辺で薪で火を焚き、その上で料理をしていたのです。
火を囲んでいた彼らは、突然あらわれたわたしたちを振り返りました。
大自然の中、美しい海をバックに髪を風になびかせながら穏やかに座っていた彼ら。
その光景がずっとこころにあるのです。
彼らは、文明社会の狂ったような時間の中で生きてはいませんでした。
自分たちは自分たちで生きる、言っていました。
ラスタという言葉は結構使われますし、ラスタヘア(ドレッド)をしている日本のひとたちもみかけますが、ラスタはある種の思想の形であり、宗教観でもあります。
あのラスタヘアは、自然に沿って髪を切らずに生きる、というのが主義だそうです。
わたしは、NYで正真正銘のラスタ男とおつき合いしていたことが一時期ありましたが、ラスタ思想に女性蔑視を感じましたし、大麻も体質に合ないので、ある一定以上は入り込まず、その方とも短いおつき合いとなりました。
手元に、エチオピアの皇帝の冊子などがそのときの名残として残っていますが・・・。
けれど、ジャマイカ島で見た、あの白い浜でゆったりと生きていた彼らのことはずっと忘れられないでいます。
学校が崩壊しても、銀行が崩壊しても、政府が崩壊しても、証券会社が崩壊しても、会社が崩壊しても、、、あの白い浜辺が存在する限り、彼らはきっと今日も、祈りを捧げ、運動し、薪に火をくべ料理をしているのだろう、そう思うのです。
崩壊するのは、人間の作った社会と組織「だけ」です。
もともとなかったものがなくなるだけです。
では、一体なんのために作り、また、次ぎに求められているのはどういう形の組織であり社会なのか。
それを見つめるのが、今週末やってくる山羊座の新月です。
コメント