明日、旅立ちます。今日は、それでも穏やかでした。スーツケースを詰め、図書館に行き、部屋の中を少し整理して、あとは細かいことをして過ごしています。
それにしても、毎回、飛行機に乗るのが少し怖いわたくしです。あんな大きな物体が空を飛ぶわけですから、、、 いくら力学的な原理を聞いても、本能的に怖い。乗るときは、いつも「これで今生とはさようなら、かもね」と思って乗り、一緒の乗客は「運命共同体」だと思っています。そして、死ぬのは仕方ないけど、Please, 苦しみたくない・・と願うのです。乗る前日はいつもちょっとビビってます。何度やってもこれだけは慣れません。
荷物は相変わらず最小限です。小さな機内持込み用のスーツケースとバッグひとつ。向こうに着けば、それこそ、なにがどこにあるのか目を閉じていても分るくらいですし、アフリカじゃないので、足りないものがあっても困ることもありません。天下の消費大国、アメリカの大都市NYですから・・。それに、向こうに行っても、やることといえば生活だけです。朝起きてシャワー浴びて、お茶飲んで、ご飯食べて、ブログ書いて、本屋に行ったり、洗濯したり、日常をしたら、ダンスクラスを受けて、友人たちとご飯食べて帰って寝る。これを繰り返すだけです。NYに行ったら、、、ってなんだかロマンチックだったりエキサイティングなことを想像してくれる方もいらっしゃるようですが、そんなものでもありません。淡々としています。逆に、税金払ったり、免許の書き換えしたり、たまった郵便物に目を通す、などと退屈で面倒なことも待っています
ただ、友人たちに会えるのと、ダンスが沢山できることはとても嬉しいそして、やはり、住み慣れた場所に帰るというのはほっとするものです。
それより今日は、購入が間に合わなかった南直哉さんの「老師と少年」が図書館にあることが判明したので、隣町の分館まで自転車飛ばして借りに行きました。飛行機の中で読みたいのです。でも、文字が少ないのでいったん読み出したら、ほかを放り出して今夜中に読んでしまいそうなので、表紙を開けるのを我慢しています。でも読みたくて、チラ、チラ、と見ちゃうんですけどね・・(笑)。
向こうに着いても、ブログ書くつもりです。携帯電話がPCに接続できて画像がbluetooth経由で転送できることがわかったので、今回は画像も載せられます。(そうなんです。四国でデジカメ水没して以来、相変わらず携帯電話で写真撮ってるんです・・)まだ寒いNYですが、なにか楽しい話題をお送りできることを祈って、、、。
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機内に持って行く2冊。右が老師と少年。時々、直哉さんの言葉は中国語?と思うことがあるのですが、例えば、ブログのタイトルの、「要・不要」。これは中国読みをするとヤオ・プーヤオとなり、要る?という疑問型のときに使います。老師はラオシュでおじいさん。でも、仏教用語が中国語に由来しているものが多いのかも知れません。ただこれを見るとつい、中国語は忘れたと思っていても、ラオシュと言いたくなってしまうわたしなのです。それにしても、あぁ、明日が待ち遠しい・・
左が、加藤周一さんの全集の一冊。ものごとを広い視野から深く洞察し、知性と経験に基づいた思慮がそこにはあり、救われます。オススメです。わたしは、彼の文章を読むとこころがほどけて、なんだかほ〜〜〜っとします。
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