ムミナトゥ先生のクラスでした。久しぶりに受講しましたが、やっぱり女性の先生はいいな、と改めて思いました。それから思いました。ときどき、こうして受講して振り返らなくっちゃ、と。ちょっとしたニュアンスやリズムの理解・・わたしも日本で教えていますが、誤解していることもあるし、スタイルが固定化してしまうこともあります。遠い国の文化を教わるって言うのはなかなか難しいものです。
それから感じましたが、いま、NYのアフリカンダンスのスタイルは新しい流れの中にいます。みんな、完全な伝統のステップではなく伝統のステップを元にした新しいステップやその組み合わせをやっています。この流れは10年くらい前から、NYの黒人たちの間ですでに始まっていたことですが、アフリカ人の先生たちも需要に応えるためか、環境に影響を受けているのか、アフリカでの流れとも並行しているのか、変化し初めています。ムミナトゥ先生も国立バレエ独特のステップから彼女の個性へと随分変わっていて、正直のところ驚きました。
そういう意味では日本のアフリカンダンスやドラムの愛好家の伝統に対する態度は正統であり、貴重なものだと感じます。もちろん、このNYでの新しい動きは時代を象徴しているものだし、個人的な嗜好としては賛成ですが、伝統を受継いで行くという意味では、急激な動きには少し危機感も感じるのです。とっても楽しいですけどね・・・これでいいのかな、という気持が残るのです。
日曜には、リズムとステップの正統性に厳しいユスフ先生のクラスがあります。NYからずっと離れていらっしゃったそうですが、幸運にも今週だけ戻っていらっしゃっていて受講することができます。先生がどういうスタンスをこの流れのなかでとられるのか、拝見させていただきたいと思います。
でも、ムミナトゥ先生、相変わらず美しく、すべての動きが明確で素晴らしかったです。NYでは週に2回教えてらっしゃいます。
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Mouminatou Camara アフリカンダンスクラス
毎週 木曜 午後7時〜8時半 @PMTスタジオ
毎週 土曜 午後 5時〜6時半 @Chelsea Studio
151 West 26th Street, 5th floor
(bet. 6th & 7th Ave)
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