ゴールデンウイーク。このなんとも言えないネーミング。昭和のまっただ中の響き。それまでの日本人は、もともと、会社勤めという観念がないところにずっといて、いきなり西欧化/工業化し、戦後は特にアメリカの資本主義のマネをして、おっつけ追い越せでもう、子供の顔もみないほど、子供の教育もほったらかしで働き尽くめに働いて・・・休暇という観念を初めてもってつけたのが「金の週」
平成の時代だったら、「緑の週」とかになってたのでしょうか・・・。
子供のころにカレンダーの赤い休みをさして「これがゴールデンウイークだ」と親に教えてもらったのをありありと思い出します。
旅行にでかけるひと、家でゴロゴロしているひと、家族や愛する人と過ごす人、いろいろいると思います。ある女の子は「せっかくの休みなのに、先週からひいている風邪がまだ残っているので、家にいます」と言っていました。わたしは「休みは休むためにあるのだから、ゆっくり休んでください」と言いました。なんとなく、せっかくの休みだから有効に使わなくっちゃ、と焦るのでしょう。気持は分りますが。
それにつけても思い出します。あるとき聞いた言葉。
あなたは、働くために休むのか、休むために働いているのか。
休む/遊ぶために働いているひとは不幸である、というのです。休むのは、充分に仕事ができるようになるためであるはずだ、と。なるほどそうだな、と納得しました。なにかの目的のためにお金を稼ぐだけの人生なんて、どれほど虚しいものでしょう。働いていること自体が自分を満たしていて、その結果がお金でないと、、、、ストレスは溜まりっぱなしになるでしょう。
願わくば、あなたの休日が、日頃の大好きな仕事のために、体とこころを休め浄化し、新しい刺激を得、働く意欲が満ちてくるような日々でありますように。そして、それが、金だけではなくっていろいろな色で彩られていますように・・・。
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