もうあとちょっとで満月です。東京は五月晴れの天気です。空は晴れ渡り、月は煌煌と輝いています。あと１時間半くらいで完全な満月になります（午後１１時５６分）。さて、今日の満月は天秤座。牡羊座の太陽に照らされています。天秤座は、バランス、知性、平和、愛、美、そしてパートナーシップを現します。第七宮の守護星でもあります。
今回は、天秤座の象徴、パートナーシップや愛情関係についてお話ししてみようと思います。今、天秤座の守護星である金星が後退しており、満月でもあるので、愛情関係を見直す時期にはいっています。
天秤座は、誰かと関係性を築くことによって自分を知って行くものです。例えば、奇麗好きの女性がある男性と一緒と暮らすようになったとします。ところが、この男性はだらしなくって汚れた衣服はそのへんに脱ぎ散らかしますし、掃除なんて滅多にしません。彼女は、この男性と一緒になっていかに自分が奇麗好きであるかを自覚することとなるのです。そして男性は、自分がどれだけ怠慢であるかを知ってしまうのです。ひとは、相手を映し鏡として自分を知ってゆくところがありますが、それを現すのが天秤座です。しかし、これも気をつけなくてはなりません。あまりに天秤座の「パートナーシップを大切にする」「相手に自分を見る」に偏ると、「自分」（牡羊座）を見失うことがあります。
天秤座がサウスノードで牡羊座がノースノードで、しかも牡羊座にキロンのある男性がいました。この男性は、奥さんと実は上手く行っていないのですが、彼女を悲しませなくないためずっと我慢しています。そして、仕事でも自己主張しないため、周りに理解されず、人間関係が形成されにくくなっています。本当はユーモアを愛し、頭も非常によくて、独創的な考えをもったひとなのですが、すべてにおいて、相手を優先してしまい、自己主張ができず、結婚においても仕事においてもずっとくすぶったままなのです。けれど、もう少し自己主張をすると、彼だけではなく奥さんも救われるかも知れないのですが・・。
もうひとりの男性は、高校のときからずっとつき合っている女性がいて、実は何年も前から別れたいと思っていたのですが、彼女が傷付くことを思うとなかなか言い出せず、ずるずるとつき合ってしまっていました。そうして、とうとう勇気を出して１６年という長い関係性を終えたのでしたが、ひとりでは言い出せず、カウンセラーのところに行って，カウンセラーに言ってもらいました。
ある天秤座の女性は、相手のすることがすべて自分と関係あると思い込んでしまい、彼の言動いちいちに一喜一憂してしまいます。彼が失敗すると不平をいい、彼が上手くゆくとまるで自分が全部やったような気になってしまいます。自分がなくなってしまっているのです。
また、ある女性は、天秤座の太陽と蟹座の月をもって生まれていますが、彼女にとって息子がなによりの相手であり、大切な存在でした。ところが、彼が成長して家を出て行った途端に鬱になってしまいました。蟹座は家族を大切にし、天秤は相手を頼ってしまうところがあり、衝撃が大きかったのです。精神的自立が求められていますが、結局息子を呼戻して一緒に住んでいます。息子さんも恋愛もするでしょうし、これから先どうなることやらちょっと心配です。
平和と愛と相手を尊重する天秤座は素晴らしい星座なのですが、バランスを崩しやすくもあり、気をつけなくてはなりません。
この満月は、ひとはつい「愛することは相手に合せることだ、愛されることだ」と思いがちだけれど、愛情関係の本質からはずれていることを教えてくれます。愛は主体的なものです。そう、相手があって自分があるのではなく、自分がまずあって相手があるのだということです。まず自分のことを愛せなくては（牡羊座）、ひとのことを愛することもできません。自分が愛に溢れていないと、相手に与えることもできません。どこからかいきなり降って湧いてくるものでもないのです。
また、愛とは他人の寂しさや空虚感を埋めるためのものではありません。ひとは、自分のものは埋めることができますが、ほかのひとの空虚感や虚無感を決して埋めることはできません。もちろん、誰かの愛がひとを救うことはあります。けれど、継続的な愛情関係においてそれを望むと、相手に頼ることになり不安になりますし、依存の関係ができてそのひとの自尊心を傷付けてしまいます。それは、タバコやアルコールが決して寂しさや傷を癒すことがないのと同じです。天秤座の理想の形は、まず自分の内側に愛を見つけ育み、互いに与え合い、そして互いを映し鏡として成長してゆくことです。
さて、あなたの愛情関係やパートナーシップはいかがでしょうか。満月のときは、これまでの結果が映し出されるときです。
相手が自分の思うようにならないとか、寂しさを埋めてくれないとか、こうしてくれない、ああしてくれない、とぼやいてはいないでしょうか。また、自分のなかが枯渇していることを振り返らず、誰にも愛されないとか、出会いがないとか思っていないでしょうか。もし、満たされた関係性のなかにいるとしたら、思いきりお祝いしましょう。それを築くことができた自分を誇りに思い、そして相手に感謝しましょう。
愛は、己の中にまず見つけること。
天秤座の満月のメッセージです。
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写真は、１７００年代のヨーロッパの小さな金の宝石入れのレプリカです。中に、シェアバターにバラのエッセンシャルオイルを混ぜたものを流し込みました。お肌にとても良いのです。天秤座の女性にプレゼントしようと思っています。バラは天秤座のシンボルフラワーであり、美容は天秤座のお得意分野です。
私は今の恋愛に落ち着く前に、１３年もの長い間パートナーと人生を共にしていました。
お酒ばかり飲んでいました。。そこで、とことん自分自身と向き合い、自分の全てを見てみて、分析し、(見た目なども)自分を大好きになる努力をとことんしました。音楽ばかりでお洒落を忘れてたけど、高い、安い関係なしに、自分がよりよくみえる髪型や服装も考えたりして[E:#xEAC1]
みたいな気持ちが持てるようになりました。錯覚でもいいから、私イケてる
って思える部分を見い出す事ができるようになってきました。
結局その彼との永遠はなく、儚く恋愛関係は砕け散ってしまいました。
まるで、捨てられた子犬のように…私はその後途方にくれ、昼間からお酒を飲み、、その彼との思い出から抜け出す事がなかなかできずにいました。けどその分大好きな音楽にのめり込んで、音楽の事で頭を一杯にし日々暮らしていました。ほ～んと
そんな努力は少しずつですが、努力は努力で身についていくことがわかってきて、少しずつ、自分が好きになれて、前向きになれるようになり、そのうち、自分が大好き
そうしたら、色々物事も前向きに考えられるようになり、その先にまた素敵な人が用意されていたように思います。
今は今
投稿情報: oto | 2009年4 月12日 11:20