いしだ壱成さんというモデルさんが、女性に二股をかけていたことで、仕事の契約が解除されたことがyahooのニュースに出ていて驚いた。
このひとのお父さんは石田純一さんというひとで、知るひとぞ知る「不倫は文化だ」なんて恐ろしく的外れなことを言った俳優さんだ。
文化の意味を分っていない。
文化と風潮は違う、とわたしの祖父もよく言っていたが、文化は英語でいうとカルチャー。
カルチャーとはculture(酵母も意味する)で、発酵させたり、熟成したりして、時間をかけて作って行くもの。
不倫は衝動的かつ欲望に振り回された行動で、culturalではない。
ものすごく時間をかけるのがカルチャーだが、不倫はやるまでに時間をかけていたら大抵のひとはやらないし、一世一代でなりたつのが文化じゃないから、不倫は文化ではありえない。
また、これはパラドックスだが、婚外交渉が普遍的でひとを幸福にするものという人間の認識が万が一できたとしたら、それはすでに「不倫」ではなくなるのだ。
それにしても、二股をかけたことと仕事とどう関係あるのか、わたしには分らない。
この壱成さんというひとは、一夫一婦制を説くキリスト教の神父でもなければ、女性との関係を断つことに一生懸命な禅の修行者でもない。
見た目を売りにするモデルさんである。
なんで、二股かけたら仕事ができなくなるのだ?
分らない。
二股はかけないほうがいい。
特に、相手方に知らせていない場合、それはウソであり裏切りであるからだ。
でも、両者が了解しているのならその当人たちの問題である。
ひとりのひととだけつき合いたくないひともこの世にはいるし、恋愛観にひとが口出しするのは無粋である。
と、わたしは思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おやじ
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