「人に好かれるために現場に行くのではない」という桃井さんの発言ですが、それは、彼女が芸にたいしてまっすぐだからだと思います。
踊り手も、役者もひとに見てもらうことは大切です。
けれど、作品を作る現場というのは、正直でなくてはなりません。
また、見てもらうひとに媚びることは作品の質を落としますし、見ているひとを馬鹿にしていることにもなります。
例えば、ピカソは人に好かれるために絵を描いたでしょうか。
ロダンはひとに好かれるために彫刻を掘ったでしょうか。
夏目漱石はひとに好かれるために文章を書いたでしょうか。
違うと思います。
彼らの作品は魂の叫びであり表現であり、ひとに好かれて自分のエゴを満たそうなどという利己的なことではないはずです。
桃井さんは映像芸術や舞台を作る芸人として、同じように感じてらっしゃるのだと思うのです。
って、なぜか朝起きたとたんに書きたくなったのです・・
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