上野駅に行きました。
近くに用事があったからです。
いつも、上野駅に行くたびに感じます。
天井が低いな〜、なんだか狭いな〜。
でも、ここがわたしは好きです。
東京、って感じがするからです。
東京の西側を多くの人は、東京らしいとか、都会だと感じるようですが、わたしはやはり東側の古くからの東京に来た方が、あぁ、東京だな、と感じます。
新宿や渋谷は、福岡や仙台とそう変わらないのですが、上野は、東京って感じがするのです。
江戸の匂いがするのだと思います。
上野駅では、江戸から明治に元号が変わって汽車が走り始め、それが電車となり、ここから旅立ち降り立った、多くの人たちの気配がそことこなく感じられます。
いつだったか、横浜の友人が新小岩に来て「え、ひらけてるじゃない・・」と驚いたので、わたしは笑ってしまいました。
あなた、100年まえ横浜は7〜8軒の家しかない、貧しい漁村だったのよ。
この辺りは、江戸時代からひとがいたんだもの・・・。
時代が変われば栄える町も変わり、ひとのこころも移り変わるものですが、あまりに忙しくすべてが移り変わる昨今では、時の流れがわからなくなりがちです。
でも、上野駅に行くと、なんだかふと肩の力も抜けるのでした。
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