なんとも言えないタイトルになりましたが・・あまりにも毎日いろいろが起こり、書きたいことも、アップしたい写真もありすぎて、逆に書けない状態です 忙しいのもありますが、とにかく今年のNYの夏は、いつもよりもイベントが多く、アフリカ関係はとても充実しています。まず、アフリカ映画祭は、昔からのダンス仲間であり知人が主催しているのですが、今年はいつもと違って夏にあり、野外無料映画上映や、コンサートやワークッショップが毎日のように行われていること。そして、今週末は、ずっとアメリカにいるすばらしいダンサー、マラン・バヨ氏がダンスカンファレンスを行うからです。もちろん、通常の夏のように、あちこちでクラスも行われていますし、いろいろなフェスティバルやコンサートも盛り沢山です。
マラン・バヨ氏は、セネガル国立バレエ団出身の方で長くアメリカに住んでいらっしゃいます。わたしは、幸運にも彼が若い頃から教えてもらっていますが、密かにギニアのユスフ・クンバッサ、セネガルのマラン・バヨ、と東と西の横綱のように呼んでいます。二人とも国立バレエの主要ダンサーだったこと、長年アメリカに住んでいるだけでなく、そのダンスの力量と知識と人格において並外れてすばらしいからです。二人とも、伝統と舞踊団の両方を知っていて、今のバレエ団の礎を作った方々でもあります。バヨ氏が昔、バレエ団に派遣されて、遠く離れた村の儀式をこっそり物陰から見てダンスとドラムを盗んだこと、見つかったら殺されるかも知れず怖かったことなどを話してくれたのを、鮮明に覚えています。彼は、サバール、ジャンベ、クティロ、ブガラブー、すべてが踊れます。そして、バヨ氏のバランタ(セネガルの代表的なダンスのひとつ)は、これまで見たどのひとのものより美しさと迫力においてずば抜けています。
けれど、25年以上アメリカに住んでいながら、バヨ氏はカンファレンスをやったことはありませんでした。いつも、ほかのひとをサポートしていました。(クンバッサ氏は数年前からカルフォルニアで毎年ダンスキャンプを主催している)今回は、そんな彼が初めて主催するのです。彼を慕う、主に在米のセネガル人アーティストたちが集まって金曜から日曜までずっとクラスを展開してゆきます。(ユスフ先生やムミナトゥ先生もギニアを代表して教えます。スケジュールはコチラ)その中のひとりに、女性のすばらしいサバールダンサーがいます。ンデゲという女性です。今は西海岸に住んでいますが、昔はニューヨークにいて大人気の先生でした。ババカル先生のお姉さん分にあたるひとで、セネガルでも人気のダンサーだったひとです。とても楽しみで今からワクワク。写真が撮れたら載せますね。
NYのすごいところは、毎日いろいろなイベントがあって何を選んだら良いかわからなくなるくらいだということです。今日も、今いる場所からちょっとのところで無料で野外アフリカ映画とコンサートがあり、ブルックリンでは今一番人気のギニアダンスクラスがあり、この家ではディナーパーティがあり、受けたいと思っていたヨガクラスもあり、アルビンエイリーでは人気のブラジルダンスクラスがあり・・・いったいなにをやったらいいのか・・迷いまくります。けれど、これがNYでの生活だった、と思い出しました。東京にいると、週に一度あるかないかわからないクラスを受け、たまにあるコンサートにゆけるかどうか、って感じです。ここは、毎日複数のイベントがあり、毎日その中から選択しなくてはなりません。週末になるともっとひどいです。今週末なんか目白押しで、頭がぐるぐるになりそうなくらいです(笑)。けれど、いつもこうやって選択肢を与えられていると、自然と自分の生き方、好みがはっきりされてゆきます。選んでゆくうち、自分にとって何が本当に大切かわかるようになるのです。
さて、今日のわたしにとって大切なことは・・・?
考えています。コンサート(ダンスもある)を見て、自分の舞台のために参考にするのが良いかも知れません。映画もとても面白そうです。野外で見るのってとても気持ちのよいもの。体をヨガでほぐすのも大切かもしれません。でも、やはり、やっとダンス筋肉と勘が戻ってきたので、ダンスクラスを受けるのが良いのかも・・・。これから決めます。
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写真上:エレベーターの中で天井を見たら鏡張りになっていたので自分の写真を撮ってみけれど、携帯電話カメラのほうを見ていてちょっと妙・・・でも、今日の迷いまくりの自分にぴったりな気がしてアップしました。
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