
ドラムの方々もNYツアーは歓迎します。ドラムクラスは、NYでは全体にダンスクラスより数が少ないですが、ベンバ・バングーラ先生と、マンゲ・シッラ先生が定期的に教えています。白人のマイケル・マーカスさんも教えています。また、NYでは普段教えていませんが、日本にも来日されたフォデ・バングーラさんが、もし希望者がいれば特別にクラスをやることをすでに承諾してくれています*。他の先生方もお願いすればやってくれます。わたしも実はNYではドラムクラスを時々受講するのですが、楽しいですよ〜
生徒はたいてい男の人なのですが、みんなで額をつき合わせてグルーブする感じです。
また、サバールドラマ−の方々で、ドゥドゥニジャエファミリーの素晴らしいアーティストであり講師である先生方も、頼めば教えてくれるでしょう。わたしは、ドゥドゥ・ニジャエローズ氏から直接ドラムクラスを受講したことが何度かありますが、それはなにものにも代え難い経験でした。NY在住の先生方も、ドゥドゥグループに最初からいる方などもいて、正統派で経験もあり、その教え方もドゥドゥを受継いでいて分りやすく素晴らしいです。
それから、ダンスクラスでの演奏は、まるでパフォーマンスのようです。もうバリバリのミュージシャンたちが大勢で目が点になるようなキメを続発するのを見ることもできます。ドラマ−の多いクラスは10人以上凄腕が並びますし、1クラスに少なくとも4〜5人はいます。ギニアやセネガル、マリそしてアイボリーコーストの国々からトップのアーティストたちが集まっているのがニューヨーク。ひとりひとりの力量が高く、それが集団で演奏しているのですから、見ているだけでもとても勉強になります。生半可じゃありません。踊ってる方も見てる方もお腹いっぱいになります。
また、ダンスとドラムはひとつです。ダンスを理解しないドラムはアフリカンドラムではありません。日本では、まだまだダンスとドラムの関係性が理解されていないところが多いと観察します。ダンスが理解できれば、リズムとフレーズを真に理解することに繋がります。NYの経験値の高いダンサーたちと一緒に演奏するドラマ−たちの音を聞けば、多くが理解できることと思います。また、クラスのありかたや、叩き方の流儀も学べることでしょう。とにかく、いろいろな意味で勉強になることは間違いありません。日本のこれからのアフリカンシーンのためにも、ぜひ経験して欲しいと思います。

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写真はうじゃうじゃ(笑)いるドラマ−たち。ギニア人のダンスクラスでしたが、国立バレエ団、メルベ、バシコロ、パーカッション・デ・ギニア、というギニアを代表するグループのソリストやドラマ−たちが一堂にかいしていました。中には、数人、NYを代表するアメリカ人ドラマ−も混じっていました。2番目の写真もいろいろなひとがいた日です。バラフォンが入ると、もう、踊っているほうはメロメロです(笑)。これほど揃う日はいつもではありませんが、とにかく、すごいです。ギニアでもなかなかこれだけ揃うことはありません。オールスターって感じです。音楽とダンスがどれだけお互いに影響しあっているか、、、それを目の当たりに見ることができます。

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