ちょっと日本が私の中から離れていました。
やっぱり、長く生活していたところにはすぐ順応してしまうもので、完全にNYモードにはいっています。
生活すると、悩みもあり、衝突もあり、幸せな瞬間もあり、とにかく、精一杯生きてしまいます。
昨日、日本のことを思い出そうとしたけれど、思い出せませんでした(笑)
いろいろなことがどんどん起こるのがNY。
昨日のわたしの気持ちは、ジェットコースターのように上がったり下がったりしていました。
多分、もうすぐ帰るので少し感情的になっているのもあるでしょう。
お世話になっている家の7歳の男の子は「今日、何曜日?」と毎朝聞きます。
わたしが旅立つ金曜まで何日か、数えているのです。
そして、泣きそうな顔をするのです。
いろいろな感情が波立ちます。
実は、昨日はあることですごく怒っていました。
ムカつく。
なんで、、、?と午後の数時間ずっと怒っていました。
そんな自分が嫌で、なんとかせねば、と思い、チャイナタウンでラーメン食べて(美味しかった)、それから行きつけの本屋に行きました。
そこには、わたしの好きな占星術や、仏教や、精神社会の本が並んでいて、床に座って(こちらは本屋で座っても誰も文句は言わない。椅子もおいてある。携帯電話も文句言われない。その代わり日本みたいに、みんながいつも携帯にかじりついていない。)ぼんやり本の背表紙を眺めていたら、奥のほうでライブが始まり、ピアノの弾き語りが聞こえてきました。
男性の声でした。
人間の生の声って言うのは素晴らしいもので、こころがほどけてゆきました。
なにに傷つき、なにを求めていたから、怒っているのだろう、と自分に問いました。
答えは少しずつ見えましたが、傷ついたこころはなんだかふるふるしたままでした。
その後ダンスレッスンに行かなくてはならなかったのですが、気持ちが萎えて行く気になれませんでした。
ふと、本棚を見たら、ある本が目に入りました。
チベット仏教の教えの本*です。
開いてみると、そこには、多くの叡智が並んでいました。
「攻撃的になっているときというのは、そのひとの頭の中は、相手のことで頭がいっぱいになっている。
そして、いつ反撃されるか、不安でいっぱいになっている。
頭は明瞭さを失っている。
物事は中庸が大切である。
非難したり、攻撃するのではなく、静かな心で相手と対話できるひとが、真の勇者である。」
ある人の言動で傷つき、カッカとしていたわたしは、冷静さを取り戻しました。
そこには「いつまでもひとつのことにこだわらない」という言葉もあり、まだ傷ついたままだったし、解決法もみつかってはいませんでしたが、とりあえず一旦忘れてダンスをすることにしてスタジオに向かいました。
到着したら、すでに、7人くらいの素晴らしいプレーヤーたちの太鼓がフル回転で鳴っていて、その音を聞いた途端にわたしはすべてを許してしまいました。
ひとは、気づかずに誰かを傷つけることがある。
または、自分が自分本位であることに気づかずにいることもある。
そして、傷つくほうは、相手のことを思っているから傷つくのだ。
今度、ゆっくり話をしよう。
愛が基本にある人間関係なのだから、時間をかけて、静かに話をすればきっと分かり合える日が来るだろう。
そう思い、怒りは捨てて、ダンスをしました。
ダンスは、ママディ サノ(巨匠、故キモコ サノ氏の息子で素晴らしいダンサー)のクラスで、もう、楽しくてずっとずっと笑ってしまいました。
さっき泣いたカラスがもう笑った、、、、です。
ダンスと音楽って素晴らしいです。
そして、古くから伝わる叡智も、、、
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*Ocean of Dharma by Chogyam Trungpa
Shambhala 2008
略訳:makouta
こんばんわ。
あたしは日々ジェットコースターな感じです。(汗)
凄いHappyな事の隣り合わせにnoHappyがあります。
人間関係というより…アクシデントが起こるという感じかしら。。
泣いては笑っては忙しい。
けど ケロっとしてます。
けどなんだかいつも幸せです。
最近気が付いた事、私はバカなんだろう?っという事。(笑)
バカで結構よ!と半ば開き直り。
多分相当な不幸話があたしを取り巻いてしまってる現在。まだへこたれないあたしはバカだからやっていけるんだろうと思いました。他人から見たら(あ~あなたよくやるわね~…)と呆れ顔。
けど今自分に正直に生きてるし、自分ではまだまだ許容範囲。
真面目に考えて真面目に生きてるから元気でいられる。
最近大好な人と(あ~でもない、こ~でもない)と俗に言う喧嘩が多い。けど最後はお互いケラケラと笑っているから。よしとできる。
愛をもっての口論ならば解決の糸口は必ずある。
生きにくい昨今だけど愛を忘れちゃうまく行くものもうまく行かない。
旨いもんも、不味くなる。
…また私は何を書いているのだろう(苦笑)
マクタさんごめんなさい。
マクタさんとこうやってコンタクトとりたい
投稿情報: oto | 2008年9 月11日 23:58