ゴールデンウイークにかけてシルバーウイークと今週の連休は呼ばれているそうですが、東京下町のこの界隈はとても静かです。ひとびともゆったりしていて、穏やか。明日は敬老の日で、いつも月曜がお休みの銭湯も開いていて、お年寄りの背中を流すサービスをするそうです。
そして23日は秋分の日。一年のなかでも神聖な日のひとつで、昼の長さと夜の長さが同じ日。この日は、新月と同じように祈りの日でもあります。日本もそうですが、古代の人々はこの日をとても大切にしてきました。節目のときであり、けじめのときでもあります。ちょうど水星も後退していて、新月も過ぎたばかりなので、こころ穏やかにしていろいろ整理するのに良いときです。
けれど、前回のブログでも書きましたが、多くのひとが浮き足立っている感じがします。世の中で見ると、政権が移っても、大臣同士の言い争いや、連立政権のまとまりのなさ、財政再建の難しさ、などばかりが取り上げられ、ほっとした感じはありません。わたしの周りのひとたちも、冷静さをどこか失っている人を多く見かけます。それで、星を見てみました。
そうだったのか・・・と思いました。先週から、天体が緊張度の高いポジションにあります。改革の星の天王星が太陽と逆位置にあり、その両者が死と再生の星冥王星と非常に緊張度の高い90度にあったのです。大きな変化と崩壊の時が再びきていたのです。去年のちょうど今頃にも、大きな崩壊の星の位置があり(今年の方がマイルド)、アメリカの株式市場が壊滅し、多くの証券会社が破綻し、世界的に経済界が崩壊しました。日本でも、自殺者、鬱病患者、そして職を失う人が減りません。日常の些細なことで言えば、東京で電車に乗っていても、毎日のようにどこかで事故や不具合が起き、遅れや乱れが出ています。これまでの、すべては時間通りにすすみ、学校に行っていれば将来は保証され、結婚して子供を生んで家を建てれば幸せになる、というもろもろの「幸福の図式」は崩壊しています。夢を持ってせっかくマンションを買っても、そこが本当に耐震の建物かさえ、今は分からないときです。いったいこれから世の中はどうなってゆくのだろう、というのが、多くの人の気持ちだと思います。
残念ながら、この崩壊は、これからますますエスカレートし、すべてはスピードを増して起こり、平安が訪れることはしばらくないだろう、と言われています。それだけでなく、来年の夏にはまた大きな崩壊が起きるだろうとも言われています。
さて、そんな中で、わたしたちはこの新月/秋分の日を過ごしたら好いのでしょう。今回の新月は、前回にも書きましたが、奉仕、健康、医療、整理整頓、誠実さを現す乙女座にあります。秋分の日は、ちょうど太陽が天秤座に入るときに起こります。身の回りの整理をすることです。いらないものは捨て、大切なものをとっておく。自分にとってなにが大切かを見極め、すべてにおいて規模を縮小することです。いまは、拡大の時ではありません。それから、わたしも玄米芋粥を食べたり、銭湯に行ってその後ストレッチをしたりしていますが、体のケアをすることです。自分の体の調子をチェックし、整えること。そして、鍛えること。これから満月に向かいますので、今、鍛えると良い筋肉が着きやすいですよ。それから、部屋の整理をすること、日々の生活にリズムをつけることです。不摂生な生活は、これからどんどん加速度的にひとに悪影響を与えます。なるべく、規則正しい生活をすること。そして、体に良い、美味しいものを食べることです。
まとめると、日々の生活のことをきちんとすること。または、あまりにもきちんとしすぎていないか、を調べてみることです。わたしの周りでも、健康食品オタクで、体に悪いものはいっさい食べないといったふうなひとがいましたが、そんなひとたちがガンになっていたりします。仕事には誠実だけれど、ほとんど自分のケアはできていないというひとも多くいます。過ぎたるは及ばざるがごとし、と言いますが、なにごとも、ほどほど、です。しかし、日本のみなさんは、一般的に食の安全と大切さへの意識が、ほかのいわゆる発展国よりも低いというのがわたしの観察です。合成甘味料、保存料、着色料の入ったもの、または、農薬の使われている野菜などはなるべく控えたほうが良いと思われます。また、成分が不確かなものや産地が分からないものも、極力避けたほうがよいでしょう。確かに、無農薬や有機野菜のものは、都会では手に入りにくく、入ったとしても値段が非常に高いものです。それか、日本の食の安全性への意識の低さを如実にあらわしていて悲しいとわたしは思うのですが、それでも、今は縮小のとき。沢山食べるよりも、質の高いものを少量食べるようにすれば、経済的にも負担が少なくなるはずです。「あなたが食べるものがあなたを作る」と言いますが、これは生物学的にも心理学的にも、そして哲学的にもその通りだとわたしも思います。
秋のこの季節と言えば、彼岸花。真っ赤な彼岸花の咲く、草木の燃える匂いのする、食べ物のおいしい秋の故郷に帰りたいのですが、今は無理です。けれど、10月の頭に仕事で福岡に出張があり、仕事が終わったらしばらく帰省しても良いと許可が出ているので、そのときに帰れます。ちょうど、満月のころです。そのころから、北半球の星の位置も、季節も、収穫の時期にはいります。そのときに、「あぁ、これで良かった」と結果が見えるよう、ここで静かに体を休め、鍛え、美味しいものを食べ、準備をしておこうと思います。
そう、新月も秋分の日も、そして、水星の後退も(30日に終わる)考えるとき、準備をするときです。結果は、10月に入ってから。この混乱の時代に、先の見えにくい時代に、こころ穏やかにするのは非常に難しいと思いますが、みなさんも、日々の生活の中で慈愛しながら上記のことやってみてください。きっと、後で結果が見えてきます。
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