


いやもう・・・ずっと前進モードだった「わたし」に言っていたんです。このあたりで一回休みましょう。そこまでなんにでものめり込む必要はないでしょう。魔女だって、魚座の満月と水星の後退が来たのだからゆっくりしましょうって言ってますよ、って。
でも、オヤジは猪突猛進型。そして正義感は、なにか言うよりさきに気づいたら行動するタイプ。仕事だって、ノルマ制じゃないんだから別にそこまですることないのに、もう、一番効率の良い方法を探し出して、ものすごい勢いでなんでも片付けようとして・・・そりゃ、体だって痛くなりますよ。確かに誰だって長時間同じ姿勢でいたら体が痛む、っていうのは本当ですけれど、この人の場合、やりすぎなんです。まんじりともしないて、周りの音も声もいっさい聞こえなくなるほど集中してやるんですから・・・ある漫画家が漫画を書いていて脱臼した、となにかの番組で言っていましたが、漫画家は好きなことやっていて脱臼するんだからまだいいけれど、このひとの場合、いわゆるバイトのようなことしてて、しかも、楽しくもないコンピューターの単純入力作業を、体痛めるまでやる性分なんだから。心配で心配で。
知り合いが「なにごとにも没頭するマクタさんが心配になりました」「中途半端でやめられない性格なので問題」と最近コメントしてくれてましたけれど、あれ、本当なんです。もう、なにをやっても・・・。
今日は、朝からあたし、とうとう大声を出して言ったんです。
「休みなさい。そして、体にいいことしなさい!!」
この数ヶ月で初めて家でご飯を作って食べました。玄米粥を作ったんです。昨夜、久しぶりに家でお風呂に入り、アメリカの健康グルー、Gary Nulls の「女性のための自然療法百科事典」*とでも訳したらいいのか、という本を湯船の中で読んだんです。やっぱり、ストレス、不規則な生活、仕事のし過ぎ、忙しすぎ、そして、外食と、白いパンやご飯や精製食品や砂糖の摂取が体をダメにする、と書かれてあり・・・ストレスレベル10の中で食事も作らず、この数ヶ月じんましんが絶えなかったこと、きちんと休んだ日がないこと。それをみんなに説得したのです。じんましんくらいなんだ、かゆいだけじゃないか、とオヤジは平気でうそぶくのですが、体がシグナルを出してるってことですよ。最近寝起きがだるいでしょう。このままだとどこかで倒れますよ。そう反論したんです。オヤジは今朝も起きてすぐ、机の上の整理をしたい、書類や領収書がたまっている、出さなきゃならない手紙があるだろう、とぶつぶつ言うのですが、わたしは、断然無視しました。乙女と芸術家ももういい加減オヤジと正義感には呆れ、疲れていて、歌の練習したり詩を書いたりしたい、って私にも言ってたんです。乙女は銭湯でかなりごまかされていたみたいですけど、あたしは銭湯だけでは太刀打ちできないことは知ってたんです。
玄米粥作って、録画していた暴力のいっさいない、いわゆる社会派の良心的なNHKのドラマを観て、昼寝して、新しいボディオイルを作り直し、そして、ダシをとるためにゆっくり日だまりの中でイリコの腸と頭をとり、昆布を切って水に浸したのでした。芸術家だって、美味しいもの食べてゆったりしないと曲だって振り付けだってろくなものができませんもの。そして、なにより日差しを感じ、風を感じ、自分のこころを感じ、ゆったりすることが人間には大切です。
みなさんも休んでいますか。体によい食事をしていますか。そして愛を、自分に与えていますか。
・・・・・おばさん
Dr. Gary Null "The Woman's Encyblopedia of Natural Healing" 1996 A Seven Stories Press
アマゾンでは新しい本が扱われておらず、どうも絶版になっているようです。わたしは出版されてすぐに購入したのですが、改めて読んでみると精神的な面が扱われておらず、ほかにもアメリカには女性の健康や医学についての本は多くあり、女性自身が書いたものや、精神面からのアプローチをしたものが豊富なので、この本は絶版になったのかも知れません。けれど、医学的にはしっかりしていて、役立ちます。
写真一番上:玄米粥。お米は精製されていない玄米がいい。口でもぞもぞするから嫌だというひとも多くいますが、上手に炊けば本当に美味しいです。しかもこのお米は、知り合いが合鴨農法で無農薬で作っているのを母が送ってくれたものだから、愛がいっぱい。
写真真ん中:ギニアの友人に、ギニアから持ってきてもらったシアバターを湯煎で溶かし、そこにバラのエッセンシャルオイルを入れた贅沢なボディオイル。これからは乾燥しますし、今は季節の変わり目。お肌をいたわってあげるときです。女王の喜ぶ、派手で贅沢な金の、NYメトロポリタン美術館のセールで買った(美術館は芸術家のチョイスだけれど、セールは当然、あたくし、おばさんの感覚・・笑)18世紀のアンティックのレプリカに入れてます。
写真一番下:ジャコと昆布でおダシをとって、先日職場で出されて美味しかった(職場には入れ替わり立ち替わり料理人が現れ、この日は、NYでちょうどわたしと同じ時期に同じくらいの長さ生活をしていて、日本レストランで働いていたというシェフが来ていた。料理も美味しかったけれど、彼のキャラは際立っていて面白く、分かり合えることも多くて楽しかった。)一品を参考にして作ってみようと思います。おダシは、やはり天然ものが体にもこころにも一番
最近のコメント